FXやバイナリーオプションの最近の規制事情とは?

FXやバイナリーオプションは現在とても人気のある投資で、あまり投資をやらないような人たちも参加しています。
参加者が多いということはそれだけトラブルも発生しやすいようで、金融庁などは様々な規制によって利用者を守ろうと考えています。
今回はFXやバイナリーオプションでどのような規制が導入されているのか、あるいはどのような問題を抱えているのかなどを少しだけ考えてみたいと思います。


■バイナリーオプションは全体的に規制されていく傾向

まずバイナリーオプションについて登場して以来、言われ続けているのが投機性の強さ、ギャンブル性の強さです。
バイナリーオプションは非常にシンプルなルールで、一定時間後のレートが「上がるのか」「下がるのか」を予想するだけです。
そのシンプルさゆえにそれほど投資に詳しくない人も参加しているわけですが、確かにギャンブル性が強いと言われれば否定できないかもしれません。
また1回ごとの取引の間隔が極端に短いことも、よりギャンブル性を強めているのではという指摘もあります。確かに短時間に何度も勝負ができてしまうと、必要以上にのめり込んでしまう気がしますし、正しい指摘のような気もします。

そこで最近のバイナリーオプションの傾向としては、終了時間を待たずとも決済してしまうことができるようにしたり、あるいは5分以内のような極端に短い取引を制限するなどしています。


■スリップページは投資家にとっても有利な規制

取引のルールなどはまだ規制しやすいし表面的にもわかりやすいのでいいのですが、見えにくい部分で悪質な業者というのが存在するので注意が必要です。
最初に表示されていたレートと実際に注文しようとしたときのレートが変わっているということがあります。もちろん、為替市場というのは常に変動しているので仕方ない部分もあるのですが、なぜか不利なタイミングでばかり変わることがあります。

注文の時のレートと約定の時のレートのズレのことを「スリップページ」と呼びますが、一部の悪質な業者はこれを使って不当に利益を上げています。
1ドル110.00円のレートで買い注文を出したのですが、実際には110.10円になった場合であれば、投資家にとっては不利なスリップページですよね。
不利なスリップページが存在するのであれば、有利なスリップページも存在していなければ公平とは言えません。例えば1ドル110.00円の注文を出したときに、109.90円となれば投資家には有利でも業者にとっては損をしてしまいますね。悪徳な業者というのはこういうときにだけスリップページを発生させずに、110.00円で約定してしまうのです。

金融庁と金融先物取引業協会はこういった非対称なスリップページを規制する方向で動いています。今後はこういった業者は処分を受けることになります。
そもそもスリップページが多発するのはその業者の約定力が低いからです。業者を選ぶときには約定力の高い業者を選ぶようにすることも大切です。こういった表面的にはわかりにくい部分にこそ、本当に優秀な業者とそうではない業者の差が隠されています。